AVIFとは?WebP・JPEGとの違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説

公開日:2026年7月17日

AVIF(エーブイアイエフ)は、AV1画像ファイル形式(AV1 Image File Format)の略で、現在最も圧縮効率が高い画像形式の一つです。 JPEGやPNG、WebPよりも少ないファイルサイズで高画質な画像を保存できるため、次世代画像形式として注目されています。

AVIFは写真だけでなく、透過画像(透明背景)やHDR画像、高い色深度にも対応しています。 そのため、高画質な画像をできるだけ軽く保存したいWebサイトやアプリケーションで利用が広がっています。

現在ではGoogle Chrome、Microsoft Edge、Firefox、Safariなど主要ブラウザのほとんどがAVIFに対応しています。 Googleもページ表示速度の改善に役立つ画像形式としてAVIFの利用を推奨しています。

この記事でわかること
  • AVIFとはどんな画像形式なのか
  • WebP・JPEG・PNGとの違い
  • AVIFの圧縮方式
  • AVIFのメリット・デメリット
  • AVIFが向いている用途
  • ブラウザ対応状況
  • 画像形式の選び方

AVIFとは?

AVIF(AV1 Image File Format)は、動画圧縮規格「AV1」をもとに開発された次世代画像形式です。 従来のJPEGやPNG、WebPよりも高い圧縮効率を持ち、高画質を維持したままファイルサイズを大幅に削減できることが最大の特徴です。

近年ではWebサイトの表示速度改善やストレージ容量の節約を目的として、多くの企業やWebサービスで採用が進んでいます。 Googleをはじめ、多くのブラウザ開発元もAVIFへの対応を進めています。

また、AVIFはHDR(ハイダイナミックレンジ)や広色域、高い色深度にも対応しているため、写真や映像の美しさをより忠実に再現できます。 そのため、スマートフォンや高性能カメラで撮影した画像との相性も優れています。


AVIFの特徴

非常に高い圧縮率

AVIF最大の特徴は、現在普及している画像形式の中でもトップクラスの圧縮率を持つことです。 一般的にはWebPよりさらに約20〜30%程度ファイルサイズを小さくできる場合があり、JPEGと比較すると半分以下になるケースもあります。

高画質を維持しやすい

AVIFは高い圧縮率でも画質を維持しやすく、細かな模様やグラデーション、色の変化も自然に保存できます。 写真だけでなく、美しいイラストやCG画像にも適しています。

可逆圧縮・非可逆圧縮の両方に対応

AVIFは可逆圧縮(Lossless)と非可逆圧縮(Lossy)の両方に対応しています。 画質を重視する場合も、容量を重視する場合も用途に応じて選択できます。

透明背景(透過画像)に対応

PNGやWebPと同じように、AVIFは透明背景を利用できます。 ロゴやアイコン、切り抜き画像などにも利用できます。

HDR・10bit・12bitカラー対応

AVIFはHDR画像や10bit・12bitカラーにも対応しています。 従来のJPEGより多くの色情報を保存できるため、明るさやグラデーションをより自然に表現できます。

主要ブラウザで利用できる

現在ではGoogle Chrome、Microsoft Edge、Firefox、Safariなど主要ブラウザがAVIFに対応しています。 以前より互換性が大きく向上し、多くのWebサイトで利用できるようになっています。


AVIFの仕組み

AVIFは動画圧縮規格「AV1」の技術を利用して画像を圧縮しています。 動画用として開発された高性能な圧縮技術を画像にも応用することで、非常に高い圧縮率を実現しています。

可逆圧縮とは

可逆圧縮(Lossless)は画像データを失わずに容量だけを削減する方式です。 圧縮前とまったく同じ画質を維持できるため、編集や保存用途にも適しています。

非可逆圧縮とは

非可逆圧縮(Lossy)は、人の目ではほとんど分からない画像情報を削除して容量を小さくする方式です。 AVIFでは非常に効率よく圧縮できるため、高い画質を保ちながら大幅な容量削減が可能です。

なぜ容量が小さくなるのか

AVIFは画像内の似た色や模様を効率よく分析し、不要な情報を高度なアルゴリズムで圧縮しています。 そのため、JPEGやWebPより少ないデータ量で同じような画質を実現できます。

AV1との関係

AVIFは動画コーデック「AV1」を画像用に応用した形式です。 AV1はYouTubeやNetflixなどの動画配信サービスでも利用されており、高い圧縮性能で知られています。 その技術を画像へ応用したものがAVIFです。

AVIFのポイント
  • 現在トップクラスの圧縮率を持つ画像形式
  • WebPよりさらに容量を小さくできる場合がある
  • JPEG・PNG・WebPより高画質を維持しやすい
  • 透過画像・HDR・高色深度に対応
  • Googleも推奨する次世代画像形式の一つ

AVIFとJPEGの違い

AVIFとJPEGはどちらも写真の保存に適した画像形式ですが、圧縮方式や画質、対応機能には大きな違いがあります。 AVIFはJPEGの後継候補として開発された次世代画像形式であり、より高い圧縮率と高画質を実現しています。

① ファイルサイズ

AVIFはJPEGよりも効率よく画像を圧縮できます。 同じ画質で比較すると、JPEGより約40〜60%程度ファイルサイズを小さくできる場合があります。 そのため、Webサイトの表示速度改善やストレージ容量の節約にも効果があります。

② 画質

AVIFはJPEGより多くの画像情報を保持できるため、高い圧縮率でも画質を維持しやすい特徴があります。 グラデーションや細かな模様も自然に再現できます。

③ 透明背景

JPEGは透明背景に対応していません。 一方、AVIFは透明背景を利用できるため、ロゴやアイコンにも利用できます。

④ HDR・色深度

JPEGは基本的に8bitカラーですが、AVIFは10bit・12bitカラーやHDRにも対応しています。 そのため、より豊かな色彩や滑らかな階調表現が可能です。

⑤ Webサイトとの相性

AVIFは非常に軽量な画像を作成できるため、ホームページの表示速度改善やSEO対策にも役立ちます。 ただし、一部の古いブラウザやソフトではJPEGのほうが互換性に優れています。


AVIFとPNGの違い

AVIFとPNGはどちらも高画質な画像形式ですが、得意な用途が異なります。

① 圧縮方式

PNGは可逆圧縮のみ対応しています。 AVIFは可逆圧縮・非可逆圧縮の両方に対応しており、用途に応じて選択できます。

② ファイルサイズ

一般的にはAVIFのほうがPNGより大幅に容量を小さくできます。 ホームページではPNGの代わりにAVIFを利用するケースも増えています。

③ 透明背景

PNG・AVIFともに透明背景へ対応しています。 ロゴや切り抜き画像にも利用できます。

④ 画質

可逆圧縮ではどちらも画質は劣化しません。 さらにAVIFは非可逆圧縮を利用することで、高画質のまま容量をさらに削減できます。

⑤ 編集用途

画像編集途中の保存ではPNGが利用されることが多くあります。 ホームページ公開用ではAVIFが選ばれるケースが増えています。


AVIFとWebPの違い

AVIFとWebPはどちらも次世代画像形式ですが、圧縮率や対応環境に違いがあります。

① 圧縮率

AVIFはWebPよりさらに高い圧縮率を持っています。 同じ画質ならAVIFのほうが小さいファイルサイズになる場合が多くあります。

② 処理速度

WebPは画像の読み込みや変換速度が速く、多くのWebサービスで利用されています。 AVIFは高圧縮ですが、画像の変換にはやや時間がかかることがあります。

③ ブラウザ対応

現在は主要ブラウザのほとんどがWebP・AVIFの両方へ対応しています。 ただし、一部の古い環境ではWebPのほうが互換性に優れています。

④ おすすめの選び方

互換性を重視するならWebP、容量を最優先するならAVIFがおすすめです。 最近では両方を自動で使い分けるWebサイトも増えています。


AVIFとHEICの違い

AVIFとHEICはどちらも高効率な画像形式ですが、採用されている圧縮技術や利用環境が異なります。

① 開発元

HEICはHEIF規格を利用したAppleで広く採用されている画像形式です。 AVIFはAV1を利用したオープンな画像形式として開発されています。

② 圧縮率

一般的にはAVIFのほうがHEICより高い圧縮率を持つとされています。 そのため、より小さな容量で保存できる場合があります。

③ 利用される場面

HEICはiPhoneやiPadで標準的に利用されています。 AVIFはホームページやクラウドサービスなどWeb用途で採用されるケースが増えています。


AVIFのメリット・デメリット

メリット

デメリット


AVIFが向いている用途

AVIFは容量を最小限に抑えながら高画質を維持したい用途に適しています。

写真

人物や風景写真ではAVIFの高い圧縮率が活かされます。 大量の写真を保存する場合にもおすすめです。

ブログ・ニュースサイト

画像が多いブログではAVIFを利用することでページ表示速度を改善しやすくなります。 SEO対策にも効果が期待できます。

ECサイト

商品画像をAVIFに変換することで、高画質のまま読み込み速度を向上できます。

SNS・ホームページ

主要ブラウザが対応しているため、ホームページでも利用が増えています。

ロゴ・イラスト

透明背景にも対応しているため、ロゴやイラストにも利用できます。 ただし、拡大縮小を頻繁に行うロゴではSVGのほうが適しています。

スクリーンショット

スクリーンショットにも利用できますが、編集用途ではPNGが利用されることが多くあります。

用途別のおすすめ
  • 写真 → AVIF・WebP
  • ブログ → AVIF
  • ECサイト → AVIF
  • ロゴ → SVG
  • イラスト → AVIF・PNG
  • スクリーンショット → PNG

AVIF・WebP・JPEG・PNGの比較表

AVIF・WebP・JPEG・PNGはそれぞれ特徴が異なる画像形式です。 用途に応じて使い分けることで、画質・ファイルサイズ・表示速度を最適化できます。

比較項目 AVIF WebP JPEG PNG
写真 ◎ ◎ ◎ △
透過画像 ◎ ◎ × ◎
可逆圧縮 ◎ ◎ × ◎
非可逆圧縮 ◎ ◎ ◎ ×
圧縮率 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆
画質 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★★
HDR対応 ◎ ○ × ×
ファイルサイズ 非常に小さい 小さい 普通 大きい
ブラウザ対応 ○ ◎ ◎ ◎
Webサイトとの相性 ◎ ◎ ○ ○

迷ったらどれを選ぶ?

画像形式は用途によって最適なものが異なります。 以下を参考にすると選びやすくなります。

用途 おすすめ 理由
ホームページの写真 AVIF 最も高い圧縮率で表示速度を改善できるため
ブログ画像 AVIF・WebP 高画質のまま容量を削減できるため
ECサイトの商品画像 AVIF 高画質と高速表示を両立できるため
人物・風景写真 AVIF 写真との相性が非常に良いため
ロゴ・アイコン SVG 拡大しても画質が劣化しないため
スクリーンショット PNG 文字やUIを鮮明に保存できるため
互換性を重視する WebP・JPEG 対応ソフトやサービスが多いため

AVIFの歴史

AVIFは2019年に公開された比較的新しい画像形式です。 動画圧縮規格「AV1」の技術を利用して開発され、JPEGやPNG、WebPよりも高い圧縮率を実現することを目的としています。

近年ではGoogle ChromeやMicrosoft Edge、Firefox、Safariなど主要ブラウザが対応し、多くのWebサイトで採用が進んでいます。 画像容量を削減しながら高画質を維持できることから、次世代画像形式として注目されています。


GoogleがAVIFを推奨する理由

GoogleはWebサイトの表示速度を重要な評価指標の一つとしており、画像容量を削減できるAVIFの利用を推奨しています。 画像が軽くなることでページ表示速度が向上し、ユーザー体験の改善にもつながります。

PageSpeed InsightsやCore Web Vitalsでも、画像サイズの最適化は重要な改善項目です。 AVIFを利用することで通信量を削減し、モバイル環境でも高速にページを表示しやすくなります。


ブラウザ対応状況

AVIFは現在、多くの主要ブラウザで利用できます。 以前は対応環境が限られていましたが、現在では一般的なWebサイトでも安心して利用できる画像形式となっています。

ブラウザ 対応状況
Google Chrome ◎
Microsoft Edge ◎
Mozilla Firefox ◎
Safari ◎
Opera ◎

よくある質問

AVIFとは何ですか?

AVIFはAV1を利用した次世代画像形式です。 非常に高い圧縮率を持ち、高画質のまま画像容量を小さくできます。

AVIFはWebPより優れていますか?

圧縮率はAVIFのほうが高い場合が多くあります。 ただし、画像変換速度や互換性ではWebPが有利なケースもあります。

AVIFは画質が悪くなりますか?

通常の設定では非常に高画質を維持できます。 可逆圧縮を利用すれば画質はまったく劣化しません。

AVIFは透明背景に対応していますか?

はい。 PNGやWebPと同じように透明背景へ対応しています。

AVIFはどのブラウザで利用できますか?

Google Chrome、Microsoft Edge、Firefox、Safariなど主要ブラウザで利用できます。


まとめ

AVIFは現在最も高い圧縮率を持つ画像形式の一つであり、高画質と小容量を両立できる次世代画像形式です。 ホームページやブログ、ECサイトなどでは表示速度の改善やSEO対策にも役立ちます。

用途に応じてAVIF・WebP・JPEG・PNG・SVGを使い分けることで、画質・容量・互換性のバランスを最適化できます。


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