WebPとは?JPEG・PNGとの違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説

公開日:2026年7月17日

WebP(ウェッピー)は、Googleが開発した次世代の画像形式です。 JPEGやPNGよりも高い圧縮効率を持ち、高画質を維持しながらファイルサイズを小さくできることから、多くのWebサイトで利用されています。

WebPは写真だけでなく、透過画像(透明背景)やアニメーションにも対応しています。 そのため、JPEG・PNG・GIFの特徴を一つの画像形式でカバーできることが大きな特徴です。

現在ではGoogle Chromeをはじめ、Microsoft Edge、Firefox、Safariなど主要なブラウザがWebPに対応しています。 ホームページの表示速度改善やSEO対策にも役立つことから、多くの企業やWebサービスで採用されています。

この記事でわかること
  • WebPとはどんな画像形式なのか
  • JPEG・PNGとの違い
  • 可逆圧縮・非可逆圧縮の仕組み
  • WebPのメリット・デメリット
  • WebPが向いている用途
  • ブラウザ対応状況
  • 画像形式の選び方

WebPとは?

WebP(ウェッピー)は、Googleが2010年に公開した画像ファイル形式です。 JPEGやPNGよりも効率よく画像を圧縮できるように設計されており、高画質を維持したままファイルサイズを小さくできることが最大の特徴です。

WebPは写真だけでなく、イラストやロゴ、透明背景(透過画像)、アニメーションにも対応しています。 そのため、JPEG・PNG・GIFの特徴を兼ね備えた次世代画像形式として、多くのWebサイトで利用されています。

現在ではGoogle Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox、Safariなど主要ブラウザのほとんどがWebPに対応しています。 ホームページの表示速度改善やSEO対策にも効果があるため、GoogleもWebPの利用を推奨しています。


WebPの特徴

高画質なのにファイルサイズが小さい

WebP最大の特徴は、高画質を維持したまま画像容量を小さくできることです。 一般的にはJPEGより約25〜35%、PNGより約20〜30%程度ファイルサイズを削減できる場合があります。 そのため、Webページの表示速度向上にも役立ちます。

可逆圧縮・非可逆圧縮の両方に対応

JPEGは非可逆圧縮のみ、PNGは可逆圧縮のみですが、WebPはその両方に対応しています。 用途に応じて画質重視・容量重視を自由に選択できることが大きなメリットです。

透明背景(透過画像)に対応

WebPはPNGと同じように背景を透明にできます。 ロゴやアイコン、ボタン画像などでも利用できるため、Webデザインとの相性も非常に優れています。

アニメーションにも対応

WebPはGIFのようなアニメーション画像にも対応しています。 しかもGIFより高画質・低容量になる場合が多いため、近年ではGIFの代替として利用されるケースも増えています。

主要ブラウザで利用できる

現在はGoogle Chrome・Microsoft Edge・Firefox・Safariなど主要ブラウザがWebPに対応しています。 以前はSafariで利用できない時期もありましたが、現在ではほぼすべての主要ブラウザで表示できます。


WebPの仕組み

WebPは画像の内容に応じて効率よくデータを圧縮することで、高画質と小容量を両立しています。 JPEGやPNGとは異なる圧縮アルゴリズムを採用していることが、高い圧縮率を実現できる理由です。

可逆圧縮とは

可逆圧縮(Lossless)は、画像データを失わずに圧縮する方式です。 圧縮前と圧縮後の画質はまったく同じで、何度保存しても画質は劣化しません。 PNGもこの方式を採用しています。

非可逆圧縮とは

非可逆圧縮(Lossy)は、人の目では気付きにくい画像情報を削除して容量を小さくする方式です。 JPEGもこの方式を採用しています。 WebPではJPEGより効率よく画像を圧縮できるため、同じ画質でもさらに容量を小さくできることがあります。

なぜ容量が小さくなるのか

WebPは画像の特徴を細かく分析し、不要なデータを効率よく圧縮します。 また、周囲のピクセル情報を利用して画像を予測する高度な圧縮技術を採用しているため、JPEGより少ないデータ量で画像を保存できます。

画質は劣化するの?

非可逆圧縮では圧縮率を高くすると多少画質は低下します。 しかし、通常の設定ではJPEGより画質を維持しやすく、多くの場合は見た目では違いが分からないレベルです。 可逆圧縮を選択すれば画質は一切劣化しません。

WebPのポイント
  • Googleが開発した次世代画像形式
  • JPEG・PNGより容量を小さくできる場合が多い
  • 可逆圧縮・非可逆圧縮の両方に対応
  • 透過画像・アニメーションにも対応
  • ホームページ高速化・SEO対策にも効果的

WebPとJPEGの違い

WebPとJPEGはどちらも写真の保存によく利用される画像形式ですが、圧縮方式やファイルサイズ、対応機能などに違いがあります。 WebPはJPEGの弱点を改善するために開発された画像形式であり、高画質と小容量を両立できることが特徴です。

① ファイルサイズ

一般的にWebPはJPEGよりもファイルサイズを小さくできます。 同じ画質で比較すると、WebPのほうが約25〜35%程度容量を削減できる場合があります。 そのため、Webサイトの表示速度改善にも役立ちます。

② 画質

WebPはJPEGより効率の良い圧縮アルゴリズムを採用しているため、高い圧縮率でも画質を維持しやすい特徴があります。 通常の利用では、JPEGとの違いを見分けることはほとんどありません。

③ 透明背景

JPEGは透明背景に対応していません。 一方、WebPはPNGと同じように透過画像へ対応しているため、ロゴやアイコンにも利用できます。

④ アニメーション

JPEGはアニメーションをサポートしていません。 WebPはGIFのようなアニメーション画像を作成でき、さらにGIFよりもファイルサイズを小さくできる場合があります。

⑤ Webサイトとの相性

WebサイトではWebPの利用が増えています。 画像容量を削減できるため、ページの表示速度改善やSEO対策にも効果が期待できます。


WebPとPNGの違い

WebPとPNGはどちらも高画質な画像形式ですが、圧縮方式や得意な用途が異なります。

① 圧縮方式

PNGは可逆圧縮のみ対応していますが、WebPは可逆圧縮・非可逆圧縮の両方に対応しています。 用途に応じて画質や容量を自由に選択できる点が大きな違いです。

② ファイルサイズ

WebPはPNGよりも小さな容量で保存できる場合が多くあります。 そのため、ホームページではPNGの代わりにWebPが利用されるケースも増えています。

③ 透明背景

PNG・WebPともに透明背景へ対応しています。 ロゴやアイコン、切り抜き画像などにも利用できます。

④ 画質

可逆圧縮を利用した場合、PNG・WebPともに画質は劣化しません。 非可逆圧縮を利用すれば、WebPはさらに容量を削減できます。

⑤ Webサイトでの利用

ホームページでは表示速度を重視してWebPを採用するケースが増えています。 一方、画像編集や制作途中のデータ保存ではPNGが利用されることも多くあります。


WebPとAVIFの違い

AVIFはWebPより新しい次世代画像形式です。 さらに高い圧縮率を実現できますが、用途によってはWebPのほうが扱いやすい場合もあります。

① 圧縮率

AVIFはWebPよりもさらに高い圧縮率を持っています。 同じ画質で比較すると、AVIFのほうがファイルサイズをさらに小さくできることがあります。

② 対応環境

WebPは主要ブラウザや画像編集ソフトで広く対応しています。 AVIFも対応は進んでいますが、一部の古いソフトでは利用できない場合があります。

③ 処理速度

WebPはエンコード・デコード速度が速く、多くのWebサービスで採用されています。 AVIFは高圧縮ですが、画像の変換に時間がかかることがあります。

④ おすすめの選び方

互換性を重視するならWebP、高い圧縮率を最優先するならAVIFがおすすめです。 現在では両方を使い分けるWebサイトも増えています。


WebPのメリット・デメリット

メリット

デメリット


WebPが向いている用途

WebPは高画質と小容量を両立できるため、多くのWebサービスで利用されています。 用途に応じてJPEGやPNGと使い分けることが重要です。

写真

風景や人物写真ではWebPが非常に適しています。 JPEGより容量を抑えながら高画質を維持できます。

ブログ・ニュースサイト

大量の画像を掲載するブログでは、WebPを利用することでページ表示速度を改善しやすくなります。 SEO対策としても有効です。

ECサイト

商品画像をWebPへ変換すると、読み込み速度が向上し、ユーザー体験の改善につながります。

SNS・ホームページ

WebPは主要ブラウザに対応しているため、ホームページやWebアプリでも安心して利用できます。

ロゴ・アイコン

透過画像にも対応しているため、ロゴやアイコンにも利用できます。 ただし、拡大・縮小が多い場合はSVGのほうが適しています。

イラスト・スクリーンショット

画質を維持しながら容量を削減できるため、イラストやスクリーンショットにも利用できます。 ただし、編集途中のデータ保存にはPNGが向いています。

用途別のおすすめ
  • 写真 → WebP・JPEG
  • ブログ・ホームページ → WebP
  • ECサイト → WebP
  • ロゴ → SVG
  • アイコン → SVG・WebP
  • スクリーンショット → PNG・WebP

WebP・JPEG・PNG・AVIFの比較表

WebP・JPEG・PNG・AVIFは、それぞれ得意な用途が異なります。 用途に応じて使い分けることで、画質・容量・表示速度を最適化できます。

比較項目 WebP JPEG PNG AVIF
写真 ◎ ◎ △ ◎
透過画像 ◎ × ◎ ◎
アニメーション ◎ × △(APNG) ○
圧縮率 ★★★★★ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★★★
画質 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★
ファイルサイズ 小さい やや小さい 大きい 非常に小さい
ブラウザ対応 ◎ ◎ ◎ ○
Webサイトとの相性 ◎ ○ ○ ○

迷ったらどれを選ぶ?

どの画像形式を選ぶべきかは、用途によって異なります。 以下を目安に選ぶと失敗しにくくなります。

用途 おすすめ 理由
ホームページの写真 WebP 高画質で容量を小さくできるため
ブログ画像 WebP 表示速度改善・SEO対策になるため
商品画像 WebP 読み込み速度を向上できるため
人物・風景写真 WebP・JPEG 写真との相性が良いため
ロゴ・アイコン SVG 拡大しても画質が劣化しないため
スクリーンショット PNG 文字が鮮明に保存できるため
容量を最優先したい AVIF 最も高い圧縮率を持つため

WebPの歴史

WebPは2010年にGoogleによって公開された画像形式です。 Webサイトの表示速度を改善することを目的として開発され、JPEG・PNG・GIFよりも効率良く画像を圧縮できるよう設計されています。

現在ではGoogle Chromeだけでなく、Microsoft Edge、Firefox、Safariなど主要ブラウザのほとんどがWebPに対応しています。 そのため、多くのホームページやECサイト、ブログで利用される標準的な画像形式となっています。


GoogleがWebPを推奨する理由

Googleはページ表示速度を検索順位の評価要素の一つとしており、画像容量を削減できるWebPの利用を推奨しています。 画像が軽くなることでページの読み込み時間が短縮され、ユーザー体験の向上にもつながります。

特にCore Web VitalsやPageSpeed Insightsでは、JPEGやPNGの代わりにWebPを利用することで改善できるケースがあります。 SEO対策としても非常に有効な画像形式です。


よくある質問

WebPとは何ですか?

WebPはGoogleが開発した次世代画像形式です。 JPEGやPNGより高い圧縮率を持ち、高画質のままファイルサイズを小さくできます。

WebPは画質が悪くなりますか?

通常の設定ではJPEGより画質を維持しやすく、ほとんど違いは分かりません。 可逆圧縮を利用すれば画質はまったく劣化しません。

WebPは透過画像に対応していますか?

はい。 PNGと同じように透明背景へ対応しています。

WebPはどのブラウザで使えますか?

Google Chrome、Microsoft Edge、Firefox、Safariなど主要ブラウザで利用できます。

JPEGとWebPはどちらがおすすめですか?

ホームページで利用するならWebPがおすすめです。 写真を広く共有する場合はJPEGも依然として利用されています。


まとめ

WebPはGoogleが開発した次世代画像形式で、高画質・小容量・透過画像・アニメーションを一つの形式で実現できます。 現在では多くのホームページで採用されており、SEOやページ表示速度の改善にも役立っています。

写真・ブログ・ECサイト・企業ホームページなどでは、WebPを利用することで表示速度と画質を両立できます。 用途に応じてJPEG・PNG・SVG・AVIFと使い分けることが重要です。


関連ツール


関連記事